FC2ブログ

フリースクールからの高校進学ー不登校支援施設の見分け方(1)

2011.10.07.15:55

paidia-door

フリースクールでの不登校の小中学生支援とサポート校付属の中等部初等部でのそれとの違いは何だろうか?端的に言えば、サポート校の中等部とは全日制の高校に通えない不登校生を前もって確保するための一手段である。だから、中学生を卒業までに立ち直らせることを目標とするよりは、そのまま自分達の運営するサポート校に進んでくれることを第一の目的としている。

▼これはビジネス上の当然の論理である。教育活動も企業のビジネスである限りにおいては、それを誰も非難できない。まして、教育行政の側がパレットスクールなどを設けて民間のサポート校対策等を講じている以上、やむを得ない対抗措置であるとも言える(チャレンジスクールとかパレットスクールとか、今までの民間の教育活動のノウハウを模倣して、教育行政の側でも不登校対策という名目の定時制高校再編の動きがあるが、それは基本的には自分達の学校教育運営上の不手際から生まれたもので、その後始末=尻拭いに近い行為であると言えなくもない)。その両方とも不登校となった中学生そのもののためとはどうしても思えない。

▼一方、学校に籍のある不登校の小中学生を対象とした我々フリースクールの場合には、我々のところに通って来るほんの短期間、長くて最大3年間の中学卒業までの数年間が支援として関わる全て、勝負の全てなのである。卒業後はそれぞれの希望、目的、能力に応じて進学進路先に進んでもらえばいい。

▼高校受験の場合には私立高校進学であれ県立市立の公立高校進学であれ、大学受験生のような猶予期間はない。現在発揮できる力が全てである。サポート校を運営している教育機関と違って、サポート校や技能連携校、通信制・定時制高校への進学は、我々の第一の目標ではない。我々フリースクールでの支援の期間が短過ぎて、高校へ進んでも心身的にも学力的にも様々なサポートが欠かせないと判断した場合にのみ、そういう方向への進学を勧めている。これは義務教育が年齢性になっていて道草が認められない日本の教育制度にやむを得ず対応した措置である。

▼だから、不登校となった小中学生への支援が、高校生の不登校を対象とするサポート校傘下の中等部なのか、義務教育段階の小中学の不登校生支援を目的とするフリースクールであるのか、その違いはとても大きい。特に都内・近県の進学状況は高校選択がそのまま人生航路の選択に直結している。自分は将来どうなりたいのか――よく考えて、フリースクールやサポート校を選んでほしい。学校を離れて不登校となった子ども達であるだけに余計進路進学選びには失敗してほしくない

▼それを判断する一つの目安がある。それは進学実績、どんな子ども達が関わりどんな成果を出したのか、今、高校、大学、社会人、職業人等としてどう生きているかーーそれを知ることである。教育はその一点だけを見ていても分からない。長いスパンでその成果を見なければならない。そのためには、単なるチラシ等の宣伝文句に惑わされることなく、少なくとも5年10年という形でのスクールの成果を見ることも必要なことだと思われる。


******************************************************
「教育落書き帳」(ブログ)<
http://blog.goo.ne.jp/gootyokipapa/
「フリースクール・ぱいでぃあ」のサイト
http://freeschool-paidia.hp.infoseek.co.jp/
「いきいきニコラ」のサイト
http://www.os.rim.or.jp/~nicolas/
******************************************************
良ければクリック。
にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト



comment

Secret

プロフィール

Bakiller

Author:Bakiller
不登校の子ども達やフリースクールを応援するブログです。
「不登校も過ぎてみればいい経験」がモットー。「脱・不登校」ですが、不登校の否定ではありません。それを肥やしにして、そこから飛び立つことが願いです。
 世の中にはもと不登校とか学校が合わなかったという人はたくさんいます。でもその人達は自分を否定せず自分を貫き通し自己実現した人達。不登校をはじめ様々な逆境をまたとないチャンスとして積極的に生かした人達。何も特別な人達ではありません。どの子もそうなることことを願っています。主役はあなたです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR