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薬ではなく日々の活動を通して---不登校からの立ち直り

2015.05.15.12:03

薬ではなく日々の活動を通して---不登校からの立ち直り

▼「脱・不登校」いわゆる「不登校からの立ち直り」には、不登校になった要因やきっかけが多様であるように、個々人に応じて様々である。お定まりのパターンがないようにも思える。そして、そのように接するのが「正しい不登校理解」のように思われている節さえある。

▼が、ちょっと待ってもらいたい。それもまた「机上のパターン思考」ではないのか?学校教育の現場では「生徒指導のマニュアル」で頭を満たし現実に目の前にいる生徒が見えなくなっていることがしばしばある。学校の先生の不登校理解も、そういうマニュアルを通して見るがために逆に現実に悩んでいる生身の子どもが見えなくなっていることも多いのではないか。

▼実際に子どもが不登校になった時に、親や教師はどういう行動をするだろうか?「不登校は病気ではない」と一般には言われる。だが、子どもが不登校になった時、親御さんの取る行動の中で最も多いのは「不登校専門の医療機関や相談機関」に行くことではないだろうか?学校の教員が生徒やその親御さんに真っ先に紹介するのもそういう機関ではないだろうか?
奇妙な分業化が進んだ現在、生徒が不登校になったら、教師は自分の教育的関わりを放棄して、専門機関に丸投げするのである。

▼確かに「餅は餅屋に」という喩えはある。だが、それは学校の教師としての責任放棄ではないかと第三者には映る。教育者としては素人の医者の一言で---「不登校は病気ではない」と言われているにもかかわらず---教師はあっさりと自らの教育的責任を放棄してしまう。その上、一端学校を離れてしまった生徒には、教育行政としてみればまだ法律上無償とされる義務教育段階の子ども達であったとしても、そのような経済的支援は一切行わず、最終的に家庭が自らの手で子どもの教育支援を行うことを諦め、不登校になった子どもがその行動を悔い改めて学校に戻ってくることを待つ、という寸法である。

▼だが、それで子ども達は本当に立ち直れるのだろうか。かなり長いこと不登校支援を行ってきたが、寡聞にして医者の薬だけで不登校から完全に再起したという例を知らない。その逆の例なら数多となくあるのだが。
また、生徒の単なる怠けならいざ知らず、本当に心身ともにボロボロになった生徒がただ家庭にいるだけで学校復帰が可能になったという例も知らない。
学校側は生徒の心身が立ち直ったのかどうかはあまり重要視しない。学校復帰すればそれで解決なのだ。あとは年齢主義に従って、学業が出来ていようがいまいが卒業させてしまう。それでめでたくお仕舞いと考えているのかもしれない。

▼「フリースクール・ぱいでぃあ」に通う生徒の中には、小学校や中学校の途中で学校復帰する生徒もいる。でも、そうなるためには、不登校の子どもを真ん中にしてぱいでぃあと学校と家庭との連携が欠かせない。何よりも本人が身も心も頭脳(教科学習)も学校の授業に完全に対応できるものになっていなければならない。だから、ぱいでぃあでは、全員にそういう日々の支援と同時に、毎月の通級報告などを通じて学校との連携を行っている。
こうして、本人が様々な要件を満たして復帰が可能な状態になり、本人が学校でもう一度挑戦してみたいと望み、学校側もそういう用意・条件が整ったとき、学校復帰が可能となる。もちろん、「卒業までずっとぱいでぃあでやりたい」と思えばそのままいれば良い。だから、吹き溜まりのように進路が開けずにいつまでも留まる子どもは誰もいない。

(No.2に続く)

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不登校の子ども達やフリースクールを応援するブログです。
「不登校も過ぎてみればいい経験」がモットー。「脱・不登校」ですが、不登校の否定ではありません。それを肥やしにして、そこから飛び立つことが願いです。
 世の中にはもと不登校とか学校が合わなかったという人はたくさんいます。でもその人達は自分を否定せず自分を貫き通し自己実現した人達。不登校をはじめ様々な逆境をまたとないチャンスとして積極的に生かした人達。何も特別な人達ではありません。どの子もそうなることことを願っています。主役はあなたです。

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