FC2ブログ

小学6年生の答辞---ぱいでぃあの卒業式から---からの感想

2014.04.05.21:54

paidia-3
「ぱいでぃあ卒業式」風景から

▼小学校6年生の答辞から---感想を添えて

▼先に、不登校になってぱいでぃあに通って再起を図り、半ば諦めかけていた全日制普通科の公立高校に無事合格し、夢実現に向かって飛び立つ中学3年生の答辞を紹介しました。
 今度は、個性的な性格のため不登校になり、本人に合った中学を探していたご家族が、ぱいでぃあに我が子を通わせる中で次第に自立心や集中力を向上させ、学力も高め、当初の目標は滑り止めにして、余裕を持って都内の中学進学校に合格させることに。小学校6年生の答辞を紹介します。

▼皆さんに伺います。「帰国子女や転校生に不登校の子が多いようですが、なぜだと思いますか?」
 その子の問題ではないのは確かだと思いますが---。

では、小学6年生の答辞をどうぞ。
------------------------------------------

 本日は、僕たちのためにこの様な卒業式を挙行していただき、ありがとうございます。

 僕は小3の春に埼玉へ引っ越してきました。しかし、僕が転校してきた学校には僕の苦手とする押しの強い生徒が多かったため、僕は段々と友人との人間関係に疲れを覚えるようになり、次第に学校も休みがちになって行きました。そしてやがて、僕は全く学校に行かなくなりました。小4の春のことです。明るい気候とは裏腹に、僕の心は暗く沈んでいました。

 こうして僕の3年間にわたる不登校生活が始まったのですが、当初僕はただ何もせずたまに病院へ行くだけの生活が続いていました。「このままでいいのか?」という不安を抱えながらも何ができるわけでもなく、時間ばかりが流れるように過ぎていく。

 そんな僕に転機が訪れたのは、小5の4月頃のことでした。ある日、僕は母と「フリースクールぱいでぃあ」というところに見学に行くことになりました。見学に行ってみたところ、僕はぱいでぃあの雰囲気がすぐに気に入り、ぱいでぃあに通うことを決めました。

 さて、ぱいでぃあでの2年間はとても充実した時間でしたが、その中でも特に、週に3回程度あるスポーツを毎日とても楽しみにしていたことを覚えています。天気のいい日にサッカーやテニスをしたことは、今となってはいい思い出です。

 また僕は、ぱいでぃあにおいて、自分の明確な意思を持つことの重要性を学びました。僕が中学受験を潜り抜けることが出来たのも、必ず合格してやるという自分の意思に基づいて勉強を行ったからだと思います。

 僕たちの可能性を信じ、熱心に指導をしてくださった先生方。そして、一緒に過ごし、共に成長してきた仲間たち。この先生方、そして仲間たちと作って来た思い出は、僕にとって一生の財産です。今まで、本当にありがとうございました。

 2014年3月14日
 フリースクールぱいでぃあ 卒業生
 小学6年 ※※ ※※

---------------------------------------------

▼当初は算数を好んでいた本人ですが、いまでは国語に絶対の自信を持ち、論理的思考と同時に言語表現能力も高め、人前で臆することなく堂々と自分の思いを表現できるようになったのも面白い。
 もちろん、そういう素質のあった子どもなのは確かですが、一つ間違えばその子の人生を潰すことになったかもしれないですね。
 「医者選びも命のうち」なら「環境選び」もまた大事な自分活かしワザかも知れませんね。

▼とかく大人は子どもの能力を出来合いの尺度で図ろうとします。この子の場合も心療内科のWISCーⅢ等の検査でしっかり「病名」を付けられています。それはそれで尊重します。なるほど、その傾向はないわけではありませんね。今の時点ではこういう見立てになるんですねと。でも「だから、何?」とも思ってしまいます。
 薬で何とかしようという発想そのものにそのまま従えません。そういう薬漬けの治療を受けて再起不能の廃人になった例は幾つも見ていますが、薬の治療で治ったという例を、寡聞にして知らないのです。
 また、検査自体が被験者本人のその時の精神状態で幾らでもブレます。「なりきる」ことだって出来ます。「カウンセラーに合わせて遊んできた」なんて言う子もいます。ですから「○○だ」と決めつけることは出来ません。そういう接し方では子どもの本来の姿が見えて来ないんですね。
 

▼では、「ぱいでぃあでどんなことをしているの?」と訊かれれば、学校的観点からすれば、極めて「小学生らしくない」活動や学びを、彼の性向に沿わせた形で無理なくやってきたということになるかもしれません。
 子どもは大人の物差しでは測りきれない存在、むしろ、子どもは大人を血肉にしてやがては大人を超えていく存在。でなければ、先人の体験したことのない未知の地平を切り開いていくことなんかできないでしょう。そういう見通しを持った学びをぱいでぃあでは活かしたいと思っています。
 ところが、日本の学校教育では、子どもを枠にはめ、権威に従順に従うのを良しとする傾向があります。でも、良質の部品を大量に生産するには良いかも知れませんが、そこからは創造も発見もイノベーションも生まれないでしょう。
 常識を問い、作られた感性を疑い、既存の感覚を洗い落とし、既成の自分を壊し、同時に、新たな感性をもって自分を築き直すこと。そういうことの繰り返しが大事なのではないかと思っています。それを当たり前の環境として。

▼先日、本人と弟妹とお母さんが、挨拶に来られました。本人は至って平気な様子ですが、お母さんははち切れそうな笑顔。もし、小5の終わりで、元気になったと言って、学校に戻っていたら---。ぱいでぃあで元気をつけましたから、戻れないことはなかったでしょう。でも、考えた末に、ぱいでぃあを選んだことで、本人は乱されることなく自分のリズムに従って集中して考えたり活動したり、今まで気付かなかった自分の可能性や能力に目覚めたり---できたんだと思います。

これからが、さらに楽しみです。

******************************************************
「教育落書き帳」(ブログ)<
http://blog.goo.ne.jp/gootyokipapa/
「フリースクール・ぱいでぃあ」のサイト
http://freeschool-paidia.com/
「いきいきニコラ」のサイト
http://www.os.rim.or.jp/~nicolas/
「こども支援ネット」(サイト)
http://kodomo-sien.net/wp/
******************************************************
良ければクリック。
にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ

にほんブログ村



関連記事
スポンサーサイト



comment

Secret

プロフィール

Bakiller

Author:Bakiller
不登校の子ども達やフリースクールを応援するブログです。
「不登校も過ぎてみればいい経験」がモットー。「脱・不登校」ですが、不登校の否定ではありません。それを肥やしにして、そこから飛び立つことが願いです。
 世の中にはもと不登校とか学校が合わなかったという人はたくさんいます。でもその人達は自分を否定せず自分を貫き通し自己実現した人達。不登校をはじめ様々な逆境をまたとないチャンスとして積極的に生かした人達。何も特別な人達ではありません。どの子もそうなることことを願っています。主役はあなたです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR