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ぱいでぃあの卒業式での答辞から---若干の感想

2014.04.02.20:54

▼一概に子どもの能力を見極めるのは難しい。子ども達の中には、論理的思考派もいれば感覚思考派タイプもいる。個人の性向によっても違う。だから、何でも卒なくこなすオールマイティ型が本当にいいのかどうかもはっきりしない。学校時代にはその個性を認めてもらえずつらい思いをしたなどという人もいる。作家とか芸術家とか芸能人とか、個性が勝負の人達に多い。個性的なら学校の先生は務まらないか。
 しかし、一芸入試だからと言って、專門バカであっても困るだろう。常識的なことも知らないでは周りが大変だ。また、能力があっても使い道がなければ宝の持ち腐れに等しい。やはりものには適材適所があるのだろう。

▼例えば、子ども達の中にも、書くのが得意な子もいれば苦手な子もいる。他には秀でているのに、「書くのはちょっと---」という人もいる。ぱいでぃあの子ども達でもそうである。その中で卒業式で読みあげられた、卒業生の答辞のいくつかを紹介したい。不登校の子どもがぱいでぃあにやって来て、何を学び何を考えたのか、その一端でも伺い知ることができるかも知れない。(なお、本人が特定されそうなものは伏せておく)

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 本日は私たちのために、心温まる卒業式を開いて頂きありがとうございます。
 私が不登校になったのは、中学二年生の二学期頃でした。
友達とのすれ違いや周りからのプレッシャーに耐えられなくなったのがきっかけです。

 そしてその日から、家に引きこもる日々が続きました。
今思えばとても不健康な生活を送っていたと思います。そんな生活を送っている自分が、大嫌いでした。
 そのような生活が続いていたある日、母がいくつかのフリースクールに私を連れて行ってくれました。どこも仲間がたくさんいて楽しそうではあったのですが、なぜかそこに行っても変われない気がしました。また人に合わせたり、友達関係などでもめてしまうのではないかという不安があったからです。

 それから少しして、今度は「フリースクール・ぱいでぃあ」という場所を知りました。諦めかけていた私でしたが、母がいつも一生懸命私のために努力してくれていることを知って、一歩踏み出すことができました。
 緊張しながら、母と二人でぱいでぃあに見学に行きました。ぱいでぃあは今まで見てきたフリースクールとは全く違うものでした。
 それまで私の中でフリースクールとは収容施設のようなイメージだったのですが、ぱいでぃあにはそのような要素や雰囲気が一切なく、とても明るい広場のようでした。
大きな本棚や緑の葉っぱのジャックと豆の木、心地よい音楽、そして広い窓から差し込む陽光。明るい仲間たちや素敵な先生方を見て、ここなら私も変わることができると強く思いました。
 そしてその日から体験入学を重ね、いつのまにかぱいでぃあの一員となっていたのを覚えています。

 ぱいでぃあで過ごしてきた時間は、最初から最後までかけがえのないものでした。入学当初は緊張していて本来の自分を出すことができませんでしたが、しばらくして私は「不登校という決断をして自分を変えるためにここに来たのに、ちょっとしたことで負けていてはダメだ。」と思うようになり、少しずつ自己表現をしていくようになりました。
 時には先生に注意されることもありました。その時は「どうしてこんなことを言われなきゃいけないのだろう。」と思うこともありました。けれども振り返ってみれば、何故そんな当たり前のことができなかったのだろうと思います。
 今、私の中ではそうしたことも良き思い出となっています。

 わたしはぱいでぃあでの社会体験学習や日々の勉強、関わりを通してなによりも大きな自信をつけることができました。それが一番、ぱいでぃあに入学して変わったことだと思います。自信がついたことで多くのことに挑戦できるようになりました。

 そしてもう一つ得たことがあります。それは、どんな人に対しても感謝の気持ちを忘れないという事です。ぱいでぃあに入学してから、自分が今何事もなく普通に過ごせていることはとても幸せなことなんだと感じるようになりました。
ぱいでぃあという大切な居場所があること、そこにはいつも応援してくれる先生や仲間がいること、私を温かく見守ってくれる先生や仲間がいること全てが当たり前のことではありません。たくさんの人のおかげでここまで来ることができました。
 次のステージでは高校生活が始まりますが、この気持ちや学んだことを忘れずに生かすことができたら、もう二度とくじけることはないと思います。
 そして私は、将来歌手になりたいという夢を実現させるために、学業と両立させながら努力していきます。
 これからは今まで支えてくれた多くの人に感謝し、少しずつ恩返しをして行きたいと思います。

2014年(平成25年)3月14日
フリースクール・ぱいでぃあ卒業生 
中学三年 ※※ ※※

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 そうなんですね。やはり、ビタミン愛を受けて育った子は、人様にもその恩返しができるようになっていくんですね。
 人生を楽しんで生きてください。

※また、機会があれば順次。


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不登校の子ども達やフリースクールを応援するブログです。
「不登校も過ぎてみればいい経験」がモットー。「脱・不登校」ですが、不登校の否定ではありません。それを肥やしにして、そこから飛び立つことが願いです。
 世の中にはもと不登校とか学校が合わなかったという人はたくさんいます。でもその人達は自分を否定せず自分を貫き通し自己実現した人達。不登校をはじめ様々な逆境をまたとないチャンスとして積極的に生かした人達。何も特別な人達ではありません。どの子もそうなることことを願っています。主役はあなたです。

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