高卒資格取得でだけで大丈夫なの?---夏期講座のおすすめ

2014.07.23.06:00

高卒資格取得でだけで大丈夫なの?---夏期講座のおすすめ

不登校からの立ち直りや進学問題にはどこよりも早く取り組み(まだ県教委も取り組まずNPOもなかった)、ビジネスなどに走らず、ひたすらその支援に明け暮れてきたという自負がある。全国的にもその先陣を切っていた。不登校のセーフティネットとしてのサポート校の推進をしたのも自分たちである。

▼だから、不登校問題に関しては、「ニコラ」や「ぱいでぃあ」というブランドがあってもおかしくないと思っている。例えば、今大学の教育心理学等の項目に登場するであろう「不登校問題」等々、それらは私達の運動や出版した物などがもとになっているものもある。その孫引きやひ孫玄孫(やしゃご)引きなども多かろう。現場から不登校専門の雑誌『ニコラ』は他に類例を見なかったし、それが月刊で7年以上も続いた例は他にない。当時、研究への引用の依頼などがよく来たものである。

そういう経験と眼差しで現在の不登校支援の動向を見ると、様々な「不思議」に遭遇する。その一つが「高校卒業資格取得」というサポート校の謳い文句である。
 確かに現在、高卒資格取得は社会で活動するための最低限の条件となっている。文科省は義務教育にはしていないが教育上のセーフティーネットとなっている。

▼だから、それ自体はとても必要なことであり、その謳い文句に不登校となった本人や保護者の方が飛びつくのも痛いほどよく分かる。しかし、「果たしてそれでいいんだろうか?」という疑問はいつもついてまわる
 というのは、私達の場合は身も心も勉強もしっかりと立て直して社会人として行動できるようになるためのスキルを積ませ、それを支援し、社会に出るまでを見届けるようにしているが、高卒資格取得を謳っている所でそれが保証されているかとても疑問なのである。

▼というのは、本来、高卒資格取得は社会人になるための最低限の条件であったはずなのに、サポート校等の多くではそれが目的化されてしまっている。で、やることと言えば、不登校支援というよりは不登校との馴れ合いビジネスに堕しているようにも見える。「それで社会でやっていけるの?」ということが余りにも多すぎるのである。それでは最後に不登校本人や親御さんが泣かなければならなくなる。(実際のところ、教育委員会レベルでも「不登校の子どものその後」についてはまとまった調査はされていない)

▼埼玉県のある場所に綺麗な装飾のあるお店がある。広告には、今流行の「ネイルマツゲサロン」の様々な謳い文句が並んでいる。若い人達が喜びそうなお店。でも、店の周りは草が伸び放題で長らく放置されているようだ。つまり廃屋なのだ。きっと商売にはならなかったのだろう。
 不登校の子ども達を対象にしたサポート校にもネイルアートだのタレント養成だのアニメの声楽指導だの、そういう関わりを行い、本当の立ち直り支援はお留守になっている所が多い。それが居場所的な「フリースペース」ならまだ話は分かる。しかし、教育機関であるなら、それだけでなく社会的参加を目標とした教育支援でなければおかしくはないか?
 あの廃屋は不登校からの立ち上がりに失敗する子ども達の将来を象徴しているようにも見える。

▼長年不登校支援を行いながら、その動向を見据えてきた者として、これからも最良の関わりと支援を行いたいと思う。その時だけ良ければいいミーハー的な関わりとは一線を画したい。将来を見据えられる年輪が必要なのだ。その実践の一つが今回の「夏期講座」による「教科指導と立ち直りのスキル」である。教育として関わるからには、半端な気持ちはない。本人が社会人となるまでしっかりと見守りたい。
 「是非とも不登校から立ち上がりたい」そういう思いがあるなら、自ら行動に移すといい。入り口も出口も扉を叩く者だけに開かれる

※「夏期講座」をお勧めする理由は、もう一つ、いつも見られるように夏休み明けの9月からでは、中学3年生の場合にはちょっと動きが遅すぎるのです。できるなら8月の夏休み中に中学1年2年の基礎をおさらいしておくことがとても重要だとおもいます。春の入試を見ていてつくづくそう思います。
 「どうせ自分は不登校だから…」と、まだ子どものうちから半ば人生を投げ出しているとすれば、「たかが不登校で」とてももったいないことです。それを肥やしにして大きく大輪の花を開かせたり空高く羽ばたいたりできるはずなのに。自分の夢や希望の実現のために、その思いを「行動」に移して見てはいかがでしょう?「まだ間に合う」自分がいます。

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ぱいでぃあを巣立った生徒が育てた野菜 --ぱいでぃあでの自己発見---

2014.07.19.11:19

スタッフの記事から紹介 ---ぱいでぃあを巣立った生徒の育てた野菜---

▼昨日(7/17)は、フリースクールぱいでぃあの卒業生が日焼けした顔に精悍になった体で、育てたきゅうりやなすを持って会いに来てくれた。
 農業大学校へ進学し路地野菜作りを学んでいて、そのうち野菜を持って行きますよ、と言っていたのを、実現した記念すべき日で感慨ひとしお。

▼さまざまな体調不良で、常に痛い所があった彼だが、中1で公立中の不登校から、ぱいでぃあに入学し徐々に元気になっていき、遂には片道10キロを自転車で通うようになり驚かせたのだった。
 親御さんの愛情を受け、素直でまっすぐな彼は、どちらかと言えば控えめなタイプだが、芯はしっかり安定している。

▼近くの店で夕食を共にしながら、話に花が咲いた。

▼将来、彼の農園にぱいでぃあの生徒を社会体験学習に連れて行く・・・そんな夢も実現可能な射程に入ってきたが、はてさてそれまで運営がもつかどうか。

▼フリースクールという何らの公的資金の投入されない所での教育活動の中で、こうした人間の成長に関れる喜びをかみしめつつ、明日をも知れない厳しさは、神に委ねるしかない。

米丸 由美子
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▼正直なスタッフの告白。不登校の保護者のための教育雑誌『月刊ニコラ』を発行してから21年、フリースクールをはじめてから16年。私服を肥やすどころではない。そんな経営的才覚があったわけじゃない。絶えず経営の危機にさらされながら風雨に耐えてきた。その過程で有りっ丈のものの持ち出しもした。別に我が子が不登校になったわけではい。「それおかしいじゃん!」という思いと親御さんたちのたっての希望による。まったく酔狂な人間もいたものだ。

▼だから、義務教育段階の子どもが、本来自分たちが主人公であるべき学校にいけなくなり不登校になったのに、教育棄民の状態に放置しておくのはおかしい、国の教育政策の怠慢ではないか、教育行政の失敗ではないかと、子どもの学習権、親の教育権の保証する意味からも広く訴え、同時に、早くから現実的な対策として不登校生のための「教育バウチャーの履行を求めてきた。(文科省が意図する学校間競争への利用ではない)

▼しかし、実際には、子どもの学習権の保証のために動こうとする人は少なく(今まで何度か、子どもの学習保証のために県や市の教育委員会に要望する等の行動をしてくださった親御さんたちのがいましたが)、子どもたちの正当な希望の理解者や応援者であることはあまり考えず、むしろ、不登校となったお子さんを責めるようになったり、自分の子育ての問題とお子さん以上に苦しんだりと、「学校神話」と言われる論理で自縄自縛になる方が多いようです。(逆に、お子さんを独自の人格や個性をもつ存在と認められる場合には、適度な距離と関わりでお子さんの思いをしっかり受け止められるようです)

▼そういう中でやってきたのが私たち「ぱいでぃあ」のような民間のフリースクール。そこには私達の活動を理解してくれるスタッフの人や親御さんたちがいました。いろいろなタイプのフリースクールがある中で、何かの縁でぱいでぃあにやってきて共に過ごした日々。その中で農業に目覚め、高校は私立学校へ進み、大学はあえて実践を重視する農業大学校に決めたT君。ぱいでぃあに来た当初は様々な身体的苦痛に悩んだ彼は、今逆三角形のブルースリーのような筋肉質の身体になってやってきました。

▼埼玉県も農業の育成に積極的です。今後の彼がさらに楽しみです。

▼今年の夏期講座(「夏期講習」ではありません)では

2014年(平成26年)度「不登校生対象の夏期講座」
(+) 「脱・不登校のためのスキル」:案内&申込み書
--- 心も身体も勉強も -- この夏で変わりたい子のために! ---


 となっているのも、今回のT君のような若者に変わってほしいからのものです。
まずは、「この夏で変わる」「元気になる」ことが目標です。
よければどうぞ。ご自分に合ったリズムで。

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Author:Bakiller
不登校の子ども達やフリースクールを応援するブログです。
「不登校も過ぎてみればいい経験」がモットー。「脱・不登校」ですが、不登校の否定ではありません。それを肥やしにして、そこから飛び立つことが願いです。
 世の中にはもと不登校とか学校が合わなかったという人はたくさんいます。でもその人達は自分を否定せず自分を貫き通し自己実現した人達。不登校をはじめ様々な逆境をまたとないチャンスとして積極的に生かした人達。何も特別な人達ではありません。どの子もそうなることことを願っています。主役はあなたです。

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