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脱・不登校は自分の意志や希望で決まる---公立高校受験進学のために

2014.04.22.02:36

koi-2
紙クラフト:鯉

脱・不登校は自分の意志や希望で決まる---公立高校受験進学のために

▼新年度が始まってから2週間ほどが経過した。この時期は、「新年度になれば学校に行けるかもしれないと思っていたが、やはり無理だった」というご家庭からの相談が多い。それが来春に受験を控える中学3年の場合には、もうぐずぐずしていられないという切羽詰まった事情と重なる。
 ところが、それでいながら、たとえば次のような趣旨の問い合わせの場合がしばしばある。「オタクには、○○年の生徒は何名いますか?」「○○は何名ですか?」「どんな子ども達ですか?」---。
 これが他学年の場合であったらまだある程度納得が行く。その願望が現実的ではないとしても、孤立している子どもほど大勢の友達と仲良くなることを夢見るものだから(実際には最初から大勢の仲間と和するのは無理であり、先ずは一人でも親密な友達ができることで救われた思いになる)。 (不登校の子ども達には、少人数指導による個別的対応がとても大事だと考える。集団との交流の大切さは論をまたない)。

▼しかし、受験学年の場合にはそうは行かない。来春までの勝負なのだ。もう悠長なことは言っていられない。これが大学入試であれば、目標とする大学に入るまで浪人をすることも可能だろう。だが、高校入試では過年度生は原則、全日制の公立高校には受験できない。門戸は開かれていない。その春の受験に失敗したなら、全日制の公立高校は諦めて定時制や通信制高校、あるいは落ち穂拾いのような私立か民間の通信制サポート校等に通うしか方法がなくなる。だから、公立高校を受験したいという希望があるのであれば、先ほどのような質問をして、それによって対応を考える---というような余裕はないはずである。

▼そもそも自分自身の行動のあり方が問われている時に「○○がどうだから」「○○でないから」と他の人や他の問題のせいにしている限り、その子はまず救われない(その大部分は親御さんが尋ねられる)。たとえ、その時は希望通りのところに進学できたとしても、思い通りになるのは最初だけ。直ぐにまたぞろ言い訳や愚痴が出てくる。で、結局行けなくなってしまう。
 「自分はどうしたいのか」「どうなりたいのか」と明確な意志を持っている場合には、そんな愚かな問いは最初からしてこない。「自己実現するために相応しい学びの場はどこか」「そういう支援の人的環境はどこにあるか」と聞いてくる。そういう場合には、その疑問に幾らでも答えたいと思う。そして納得した形で「ぱいでぃあ」に来て励んでもらいたいと思う。そういう支援なら幾らでもしたい。

▼そこで具体的にどんなことをどんな方針でやっているのかをかい摘んで説明したい。参考にしてほしい。
 具体的なことはパンフレットや面談でお願いしたい。できれば下記のサイトをご覧下さい。
 以下は、「月間予定表」からの引用です。

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※「体験学習」は個々人で違います。心の状態や学習の進度や当面の課題など、その子に相応しい導入を行います。いきなり学習に入ることはまずありません。
 特に新入生の場合は、自己否定やマイナス感情が強いですから、そういう縛りからの解放のための感覚の錬成を重視します。先ずは自分の意志で自由に思い行動できるようになることを最も大事な課題と考えています。

※「ぱいでぃあ」に通ってくれば、日毎にお子さんが変化していくのを実感できるはず。

※学校で自分の「心と命」の危機を感じたお子さんが我が身を守るために逃げるのは当然の行為。むしろ我が身を自分で守る術を知っていたお子さんを褒めるべき。しかし、負け犬になって、外部を怖がり引き籠もってしまうと、これはお子さんに任せてはおけません。親御さんの出番です。

※その場合、庇護と支援の加減が難しいですね。でもそれは手法に囚われるから。そして、お子さんが敏感に見抜き、嫌うのもこの手法というもの。専門家という人ががよくやる方法ですね。

※立ち直るためには幾つかの基本を実行することが大事です。
  1.規則正しい生活を送ること。
  2.仲間と勉強したり群れたりすること。
  3.自分が生かされる環境にいること。

 この3点セットを実行するだけでも、劇的な変化があります。でも、家庭では不可能ですね。

※NPO法人傘下の「ぱいでぃあ」では、今年度は社会情勢を鑑み、入学金が免除。施設費も1口です。

 教育NPOの活動に徹しています。小中学の不登校であれば、ぜひ考えてみて下さい。
※なお、「不登校ファンド」を設立し、不登校の子どもいるご家庭を経済的に支援します。
  (支援のあり方は、寄付金等の結果や人数、額によって変化します。)

※私達は、不登校を生んだ日本の学校システムに批判的ですが、否定や拒否はしません。不登校のお子さんも一度の道草で自分を投げ出さず、再起を図ってほしいものです。その支援もします。
 ・フリースクールは単なる居場所ではありません。
 ・勉強もします。スポーツや様々なスキルを大事にして自分づくりを応援します。

※受験は、中学受験の場合はほとんど私立ですが、高校受験の場合には教育費のことを考えられる場合には、まず公立高校受験を目標に、それでダメであれば私立高校をと考えています。
 私達はサポート校下のフリースクールではありません。セーフティネットとして通信制サポート校は考えていますが、費用その他の面からも、最初からサポート校をお勧めすることはありません。
  また、高校卒業資格取得だけでなく、後の社会参加も可能かどうかも見極めて下さい。
 不幸にして高校受験までに立ち直りが叶わず引き続き支援等が必要な場合には、そういう施設を第一に紹介しています。
 逆に言いますと、公立学校や私立学校では、十分な不登校の対応が期待出来ないからです。

※そういう意味で、ぜひお子さんの状態を見極め、最適の選択をしてあげたいものです。

※「ぱいでぃあ」の社会体験学習は立ち直りに向けての毎月の行事の一環です。少数であるからこそ、個々の特性を活かす活動が出来ると思っています。出来るだけの参加をお願いします。
※予定表は予告なく変更されることがあります。詳細はお尋ねください。

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始業にあたって思うこと---新しくやって来る子と羽ばたいて行った子と

2014.04.10.16:48

始業にあたって思うこと---新しくやって来る子と羽ばたいて行った子と

▼明日から「フリースクール・ぱいでぃあ」の新学期が始まる。さて、どんな一年になるのか、正直なところまだよく分からない。「ぱいでぃあ」は小学生と中学生という義務教育段階の子どもにほぼ特化したフリースクールだが、結果的に小学生が多くなるか中学生が多くなるか、女が多いか男が多いか、勉強は苦手か得意か、スポーツは好きか嫌いか、勉強ひたすら派か多芸多才派か---全ては蓋を開けて見なければ分からない。それが一般の「学校」とは大きく違うフリースクールの特徴の一つである。

▼しかし、どのようなタイプであろうとも、不登校を全くの人任せではなく自分の問題として考え、同時に後方支援に回る保護者の方たちも安定した心の状態にあれば、まず安心です。子どもが自らを成長させるためには、本人の良くなりたいという思いとそれが育つための環境がとても大事です。ある人が不登校からの立ち直りの条件として3つ「①生活リズムの安定、②本人の向学心、③育ちの環境」をあげています。自身の体験に基づく考察でもあり、基本的にはその通りだと思います。

▼不登校には様々なタイプがあり、一様ではありません。でも、だからと言って、「子どものイエスマン」になって何でも子どもの気に入るように従ってしまうとか、「子どもをペット」か親の付属物かのように何でも親好みに染め上げてしまうとか、「理解不能な子」として我が子を社会人として育てるのを放棄してしまうとか、親が自分の問題として引き受けず「○○セミナー」等の考え方に依拠してしまうとか---不登校の子育てにはやらない方がいいことがいろいろあります。

▼私たちは単なる口当たりの良いセールストークではなく、実際に実践の関わりを通して培ってきたものを重視しています。「ぱいでぃあ」は不登校生の収容所でもなく隔離施設ではありません。いつまでもとどまっていてもいいというデイケアのような施設とは考え方が全く違います。元気になってみんな羽ばたいて飛んでいってほしいのです。
 今年春の入試に挑戦した先輩たちもそうでしたが、「不登校の子どもとはこういうもの」という偏見(誰がこういう偏見を助長したのでしょう?)に囚われない考え方や行動を出来るように支援することが主眼です。しかもそれは外部から都合のいいようにメッキで塗り固めたものではなく、蒔いた種が芽を出し成長するように本人の内に秘められた内発的な意志=力によって自然に沸き上がってくるものです。私たちはそのための伴走者であり応援隊です。その子の内発的な芽が伸びるための心的物的環境なのです。「フリースクール・ぱいでぃあ」とは基本的にそういうところです。

▼3月の卒業式の時、教育ネットワーク・ニコラ(「ぱいでぃあ」の運営母体)の理事の一人がこんなお祝いのメッセージを下さいました。次の世界へと飛び立っていく子ども達だけでなく、新たに「ぱいでぃあ」にやって来る子ども達もぜひ伝えたい内容のものです。
「英語で『学問に王道はない』という言い方があります。でも、それは人生も同じなんです。『学問』を『人生』に置き換えて考えてください。『人生に王道はない』んです。」
 その人は若い時の逆境にもめげず、社会に出てからも独力で早稲田大学に進学し、自転車で日本一周の旅行をし、さらにナホトカからシベリア鉄道に乗って単身ヨーロッパに渡って北欧から南欧まで踏破し、日本に戻ってからは電通などに務め、埼玉県の某知事の私設秘書として埼玉県の土台を築いたブレーンでもあった理事。現在は福島が心配で単身寝袋をもって応援に出かけたりもしています。そういう人の語りでしたから机上の空論とは違う重みがありました。

▼「自分の人生は自分が主人公」。自分はどんな人生を送りたいのか。1年後、3年後、5年後、自分はどうなっていたいのか。そのためには今は休息も必要かもしれない。道草も意味ある人生行路かも知れない。高く跳ぶためには低く身を屈めることも必要。それこそ人生いろいろです。どれが正しくどれが間違いということはありません。決めるのは自分。行動するのも自分。不登校もその現れかも。
 でも、自分一人で決めるにはまだ非力。そこで、私たち「ぱいでぃあ」の人間は、そのための聞き役であり、伴走者であり、縁の下の力持ちであり、時には道案内者であり、育ちのための環境であったりします。

▼でも、そういう環境に恵まれなかった時、子ども心にも哀しい自分の人生を悟ります。
 「ボクは死んだ方がいいんだ。生きていたって何にもいいことがない---」
 そう呟いていたのはまだ小学校1年生の子どもでした。ここなら本音が聞いてもらえると思ったのかも知れません。でも、その子はそれっきりどこかに連れて行かれました。こちらはただ「元気でね!」と祈ることしかできなません。
 幸い「ぱいでぃあ」に集うのは、縁あって「ぱいでぃあ」を求めてやって来た子どもたち。ぜひ存分に生きる自分づくりに励んでください。


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Author:Bakiller
不登校の子ども達やフリースクールを応援するブログです。
「不登校も過ぎてみればいい経験」がモットー。「脱・不登校」ですが、不登校の否定ではありません。それを肥やしにして、そこから飛び立つことが願いです。
 世の中にはもと不登校とか学校が合わなかったという人はたくさんいます。でもその人達は自分を否定せず自分を貫き通し自己実現した人達。不登校をはじめ様々な逆境をまたとないチャンスとして積極的に生かした人達。何も特別な人達ではありません。どの子もそうなることことを願っています。主役はあなたです。

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