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新年度用のパンフレットの「まえがき」について---ほんのつぶやき

2014.03.29.01:20

▼3月14日に無事卒業式を終え、小学生と中学生の卒業生をつつがなく新世界へと送り出し、正直ちょっとホッとしているところ。束の間の休息です。公立学校の先生方は間もなく人事異動が発表となり、それで慌ただしい日々を過ごすことになる人もいるのでしょうが、フリースクールではこの時期、今年度の反省や修正点を踏まえて次年度の構想を練る時でもあります。

▼新聞報道によると、「ついに」というか「とうとう」というか、「経済格差=教育格差」となっている現実を、天下の文科省も認めざるを得なくなったようです。が、こんなことは何もお偉い学者さんの統計データを待ってその御託宣を聞くまでもなく、世間ではとうに常識となっていたことに過ぎません。後出しジャンケンのように後から出されても現実には何の役にも立たない。

▼さて、「2014年度のフリースクール・ぱいでぃあのパンフレット」が漸くできました。まだ未完成の部分もないわけではありませんが、一応仮止め。大きな変更を加えたいのは、「入学金」と「施設費」に関するもの。こういう社会情勢に鑑みて、両方とも様子見で始めます。でも、民間の教育機関の場合、必ずしもなしでは済ませられない事情があります。公立学校のように多額の税金は投入できませんし、私学のように助成金があるわけではないのですから。施設や人件費その他もろもろのものは結局利用される方の手弁当でということになります。
(本当は、公立や私立の学校から逃れて救いを求めてやって来た子ども達なのだから、《文科省が放っておくのはおかしい!》と声をあげても良さそうなものですが、親御さんは声をあげては下さらない。)

▼その鍵を握るのが、「不登校ファンド」。これが稼働したら(そのためには、一般の寄付行為がどれくらいあるかにもよる)、「どんなことがどれくらい可能になるのか」ということ。全てはその成功の可否にかかっている。それがやはり「それ見たことか!」と笑い話に終わる可能性も、寄付行為等にあまり馴染みのない日本では大いに有り得る。それはもうそれまでのことと腹をくくるしかないのかも。そうなれば「思いをかけた奴が馬鹿だった」ということになる。「猫に鈴を!」と言うのは簡単だ。いつまでも「不登校の子どもに教育バウチャーを!」と言うだけに終わってしまうかも。(「教育バウチャー」そのものは不登校支援の切り札、自由な学び推進の切符と思われたが、もはやすっかり色褪せ品質劣化が激しい。文教族は学校間競争を煽るツールにしたいらしいのだ---)

▼以下、ぱいでぃあ新しいパンフレットの挨拶文です。宜しければお目通しを。

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「フリースクール・ぱいでぃあ」に関心を抱いて下さり有り難うございます。
2014年度のパンフレットが出来ましたのでお知らせいたします。

「フリースクール・ぱいでぃあ」はNPO法人教育ネットワーク・ニコラの(「子どもの心と命のために ---子どもの育ちと学びと人権と--- 」という)子どもの支援活動の一環として、特に不登校の子ども達支援を目的に2000年に設立しました。

子どもの不登校には様々な捉え方がありますが、その一つに日本の学校教育が偏狭な知育に傾斜する中で,それに対する子ども達の異議申し立ての声が真剣に考慮されずに来てしまった過程で生まれてきた側面もあると感じています。1980年代~1990年代に入ってから脱学校現象はさらに顕著になり(1997年以降常に10万人以上)、そこからさらに「引きこもり」移行していく若者も珍しくなくなりました。

不登校になると「もう自分はダメな人間だ」とばかりに、自己否定や自己卑下の感情でいっぱいにもなりがちです。不登校とは、本人にとっては何とも無念なことであり、社会にとっても人材の大きな損失と負担なのです。不登校は誰にとっても利することのないもの。「明るい不登校」などと言っても、所詮は強がりの遠吠えと思われるだけです。

でも、見方を変えますと、付和雷同するだけの周囲の人達と違って、不登校の子ども達はそれでも自分を曲げなかった優れた個性の持ち主であるとも言えます。それは誇るべきこと、褒められていいことです。他の人がなろうとして真似てもとてもできるものではありません。

後年「特別な能力を発揮した人たち」と称賛される人達を見てください。有名人の中にも多いですね。みな個性豊かな人達ばかり。そして、その人達はみな自分を否定せず自分の個性で勝負してきた人達ばかりです。

ぜひ、あなたも自分を信じ、自分の思いを大切にし、楽しみながら、自分づくりのスキルに励んでみませんか?そのためのお手伝いなら、喜んでさせてもらいます。

では、パンフレットをご覧になり、あなたに相応しいかじっくりご検討ください。自分づくりの手掛かりになるものが見つかるといいですね。疑問等は遠慮せずにどうぞ。

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「教育落書き帳」(ブログ)<
http://blog.goo.ne.jp/gootyokipapa/
「フリースクール・ぱいでぃあ」のサイト
http://freeschool-paidia.com/
「いきいきニコラ」のサイト
http://www.os.rim.or.jp/~nicolas/
「こども支援ネット」のサイト
http://kodomo-sien.net/wp/
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卒業生たちへの餞(鼻向け)に---常識の「囚われの感覚」から自由になること

2014.03.21.10:09

卒業式風景
(卒業式風景:ボカシをかけています)

卒業生たちの餞(鼻向け)に---常識の「囚われの感覚」から自由になること

卒業式については別に述べよう。ここでは、心のままに取り留めもなく---。

▼3月14日、フリースクール・ぱいでぃあの卒業式を挙行した。当日はちょうど学校の卒業式とも重なり、式の後半になって、息せき切って駆け付けた子もいた。今年は練習らしい練習もせず、半ばぶっつけ本番の形での卒業式となった。それでも、卒業生たちは全身にこやかな笑顔で式に参列した。不登校から立ち直り、大空に自由に羽ばたこうとする子ども達の姿がそこにあった。

▼中学受験した小6の子は既に早い段階で都内の私立進学校に合格が決まり、その後は囲碁の基本習得、理系頭脳を養う図解思考、カッパが覗いた仕事場、「プチ・ニコラ」5巻シリーズ---など四角い頭を丸くする様々なスキルに興じていたが、中3の高校受験生達も私立高校を確保した安心感からか、3月3日の公立高校入試を終えた後はのんびり結果待ちの雰囲気となった。
 「人事を尽くして天命を待つ」の心境とはある男の子の言。「やるだけのことはやった、結果はどうあろうと、その先にも道はある」との気持ちになれたのは大きかろう。

▼不登校の子專門に設けられたような学校を受験するのならさほど問題はなかろうが、「普通」の生徒と同じく全日制の公立高校を受けて再起を図りたいという子の場合には、教科の出来は良かったというだけでは安心できなかった。結果的に、早々と通信制高校に進学を決めていた一人の子を除き、全員が希望する私立高校や公立高校に合格ができたわけだが、公立校側の公式的な「不登校理解」にはやはり不安があった。不登校とは思えない闊達さや吹っ切れ感をどう自然な感じで示すか--普通の子を演ずるよりも難しい。
 「全員合格・全員進学」---それは半ば予想されたことではあったが、やはり支援者側としては、結果を見てはじめてほっとする。

▼「ぱいでぃあは不登校の子ども達の収容施設ではない」とは何度も述べていると思うが、それはここを飛び立って行く子ども達を見れば自然に納得されること。改めてカミングアウトでもしなければ、おそらく不登校だったとは誰も気付くまい。「やっぱり不登校をしていた子だから」という様子は今ここを飛び立とうとしている子からほとんど感じとれない。「脱・不登校」した姿がそこにある。それは「自分は今まで不登校をしていたから---」というマイナスの感情へのこだわりはもうないということだ。

▼でも、誤解があると行けないので断っておく。脱・不登校」ということは不登校を否定するということではない。「不登校であった」という事実は事実としてしっかり認めよう。不登校であったということはとても大事なことなのだ。しかし、それでトラウマになってはいけない、PTSDの蟻地獄に陥ってはいけないということ。むしろ不登校を自分の貴重な体験、肥やしとして生かそうということである。不登校であったという事実とどう向き合い、そこから何を引き出すか、それが問題なのだ。

▼今回、フリースクール・ぱいでぃあを卒業する餞として「地球儀」の話をした。
 地球儀はふつう書店の片隅で立派な台に飾られている。そして、だいたい北半球は上に南半球は下になっていて、日本人は「上を北、下を南」と当たり前のように言う。知らぬ間にそういう思考が染み付いている。
 ところが、日本をちょっと離れてみると地球の見方が変わってくる。中国や韓国からすれば日本は自分たちが海洋に進出するのを妨げているようにも見えようし、オーストラリア人が日本人と同じ視点で世界を見ているとは思えない。
 以前、小説家の故小松左京氏は「地球儀を逆さにしてみよう」と言った。地球儀を逆さにすれば、地球は陸ではなく海洋が中心の球体となる。囚われの思考から自由になってモノの見方を変えたら、それまでとは全く異なる世界が見えてくる
 ぱいでぃあには立派な木造りの備え付けの地球儀はなく、代わりにビーチボール状のビニール製の地球儀がある。とても軽い。子ども達はそれを教材としても使い、投げたり蹴ったりするボールとしても遊んでいる。いやそういう場合の方が多いだろう。

▼そういう小道具の類が他にも色々とある。みんな、「ねばならない」的思考から自分を解き放ち、感覚を自由に遊ばせる道具である。
 例えば、なぜ「水飲み鳥(ハッピーバード)は止まらず動き続けるの?」「なぜ、レインスティックは棒なのに水音がするの?」「落下するリングはどうして回り続けるの?」「落書きのように見える相田みつをの書やピカソの絵画のどこがいいの?」---。大きなドラエモンのぬいぐるみがあるのはなぜかな?卒業式の日まで励行したアイマスクと耳栓による「10分間の昼寝」は気持ちよかったな。遊びだか真面目だかわからないことがいろいろあって---。

▼不登校になる子どもに転校生や帰国子女の割合が高い。何故だろう?転校生は一地域の村社会の論理に囚われない風土や文化を見ているし、帰国子女の中には同調を重視する日本の学校教育システムとは違う教育感覚を身に付けた子もいる。その結果、不登校となる。
 日本でも自由保育で育ったお子さんが不登校になりやすいとか---。枠から噴き溢れる個性を持っている子もいる。
 だから、そういう場合は不登校が悪いとは全然言えない。
 偉人として評価される人はみな独特の個性を持っている(出過ぎた杭は打たれない!)。何も偉人をモデルにしろとは言わないが、そこから学ぶべきことは多々ある。彼等は最後まで自分を捨てなかった人、自分にこだわった人だとは言えそうだ。

▼フリースクール・ぱいでぃあに来た子は皆元気になっていく。薬漬けにでもならない限りみな立ち直っていく(薬で立ち直ったという例を寡聞にして知らない)。その秘密の一つはこんなところにでもあるのでは?
 ぱいでぃあは今までの囚われの思考から自由になれる空間だったこと。自由になれるだけでなく今までの自己卑下からも解放され、「自分は自分でいいんだ」と確認できる場であったこと。(←スキルは大事だよ)
 そういう日々の実践、単なる口先だけではない(たとえば、「自由」についてもそれは教科書の世界のこと、教師は全然自由じゃないと子どもは見抜いている、など)スタッフの行動などが、徐々に子ども達を変えていったということだろう。
 不登校になった子ども達は、自分には何が欠けているか、何が大事かを理解していく(ビジネスとしての対応ではない)。その結果として、ぱいでぃあでの「脱・不登校」がある。
 不登校だったことはことさら誇るべきことではないし、同時に卑下すべきことでもない。
 自分にとって不登校体験は肥やしとなり肥料となった、血となり肉となった---それでいいのでは?

得意淡然、失意泰然」---この言葉を卒業生達の餞(鼻向け)に送りたい。


※卒業生の答辞やNPO理事からの祝辞等は、差支えのない範囲でおいおい紹介して行きたい、

参考:NPO(非営利公益活動)運営のフリースクールへのご協力を


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Author:Bakiller
不登校の子ども達やフリースクールを応援するブログです。
「不登校も過ぎてみればいい経験」がモットー。「脱・不登校」ですが、不登校の否定ではありません。それを肥やしにして、そこから飛び立つことが願いです。
 世の中にはもと不登校とか学校が合わなかったという人はたくさんいます。でもその人達は自分を否定せず自分を貫き通し自己実現した人達。不登校をはじめ様々な逆境をまたとないチャンスとして積極的に生かした人達。何も特別な人達ではありません。どの子もそうなることことを願っています。主役はあなたです。

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