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今、ぱいでぃあで取り組んでいる「泣いた赤鬼」の寸劇について--座学を超えた学びの活動

2013.10.10.02:05

読み合わせ


今、ぱいでぃあで取り組んでいる「泣いた赤鬼」の寸劇について--座学を超えた学びの活動

▼ぱいでぃあの時間割は週単位で組まれている。10時から3時までが規定の活動時間で、教科は中学が〈国数英理社〉の5教科、小学は〈国算理社〉の4教科+〈表現〉が基本となる。ただし、小学校高学年での〈表現〉は〈英語〉と〈作文〉で、低学年の場合の理社は〈生活科〉となる。
 学校を離れた子ども達とはいえ(いや学校を離れた子ども達だからこそ)、学校では学年に応じて行っている教科学習は欠かせない。きっちりと対応する。そして、学校や塾では教師の言うことに聞き従うことが授業の中心だとするならば、ぱいでぃあでは子ども一人ひとりが〈学習の主体者〉として、自ら能動的に取り組む姿勢を身に付けることが主眼となる。これに妥協はない。子ども達には全員元気になり無事進学してもらいたい。そのための不登校生支援なのだ。

▼実は、こういった教科学習とは別に週に3回、午後の時間に〈ぱいでぃあ活動(室内or室外のワーク)〉という名の活動がある。四季を通じて天候の良い時の〈ぱいでぃあ活動〉は主に〈室外〉で〈スポーツ・身体活動・野外活動・野外ワーク・社会体験学習〉等を行う。勉強(教科学習)はどうしても座学に終始しがちだが、子ども達がバランスのとれた育ちをするためには、心の持ち方だけでなく身体を活性化させる活動が絶対不可欠である。
 勉強に苦手意識を持っていた子ども達が教科学習での支援を通じて〈できる自分〉を体感するということもあるが、それ以上に座学では決して得ることができない秘めた側面を発見できるのもこういう活動を通じてである。テニスコートやサッカーコートで一方ではきっちりとルールに従い、一方ではのびのびと身体を解放することの効用など、部活中心の学校でのスポーツ活動ではなかなか分からないことかもしれない。

▼〈ぱいでぃあ活動〉のもう一つの行動である〈室内〉での活動は、雨天の時や運動場等が使えない状態の時だけでなく、熱中症の恐れのある真夏日の時や季節に合わせた活動を行う時などに積極的に取り入れる。これは現代を生きる子ども達には現今の様々な状況に合わせた学びや感覚の働かせ方がとても大事なことだという認識にもよっている。
 絵画や工作だけでなく、〈葉っぱのコラージュ〉や〈コボちゃん作文〉など、遊びや言語を用いたリテラシーもある。今までに様々な形で試みられた〈過去の自分壊し〉と〈新生の自分作り〉の作業もここに入るかも。創作のお笑い芸など大歓迎だ。成り切りと同時に突き放しも要求される。ぱいでぃあの外看板には〈遊学統合のスクール〉とあるが、〈遊びと学びは同根のもの〉という教育観がここにも活かされている。

▼現在、そういう中で取り組んでいるのが〈ミニ文化祭〉。毎年恒例の出し物である。調理実習を通して美味しい料理を作るという作業が一方にあれば、他方には〈寸劇〉をみんなで観て楽しもうということがある。ぱいでぃあにやって来た当時は自己卑下でいっぱいであった子ども達が今どんなに活き活きと活動しているか、保護者の方々に見てもらおうという企画でもある。
 今年の出し物は「泣いた赤鬼」の現代バージョン。言わずと知れた浜田広介の代表作に、〈その後の青鬼〉まで視野に入れてアレンジを加えたもの。そこには様々な意味合いが込められている。〈あのままではあまりに青鬼が可哀想〉とか、〈単なる善人の青鬼でいいものだろうか〉というような視点などがそこにはある。台本の作成、音響効果、振り付け、必要なグッズの作成などいろいろやることが出てくる。それをみんなで分担して進行する。役者がどこまで役に成り切れるか、どういう人の配置で、どういう人物像を想定するか…。

▼小学生も中学生も受験・進学を控えている子が多いから、もしかしたら〈こんなことで時間を使っている場合かよ!〉〈私は勉強したいのよ!〉と思っている子ども達がいるかもしれない。しかし、だからこそ敢えてこういう寸劇を投入するのだとも言える。この時期、この寸劇の練習は週3回のぱいでぃあ活動のうち週1回入れているだけに過ぎない。
 それに、成長の過程にはその時その時期にやり遂げるべき〈発達課題〉というものがある。先送りできないものもある。今できずに先送りしたことは結局やらずに終わることになる。その結果、そういう体験を持たない子どもが出来上がる。とりわけ受験志向の子どもに多いが、不登校の子ども達にもそのキライは強い。
 〈いつやりますか?今でしょ!〉というのは真実なのだ。頭で理解したものはすぐ忘れるが、身体で覚えたものは一生の宝となる。それは今という時期しかない。その役に成り切りその心情を理解することで初めて見えてくるものがある。そこには座学を超えた学びがある。

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不登校の子ども達やフリースクールを応援するブログです。
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 世の中にはもと不登校とか学校が合わなかったという人はたくさんいます。でもその人達は自分を否定せず自分を貫き通し自己実現した人達。不登校をはじめ様々な逆境をまたとないチャンスとして積極的に生かした人達。何も特別な人達ではありません。どの子もそうなることことを願っています。主役はあなたです。

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