「ぱいでぃあ活動」とは何か--座学を超えた学びの方法--熱中症対策も兼ねて

2013.07.09.23:57

フリースクールの熱中症対策から思いつくままに

▼梅雨明け宣言もあり、いよいよ真夏に突入ですね。特に今年の夏は平年より暑くなりそうです。それに呼応するかのように熱中症で倒れる人が続出です。子どもの場合まだ体温調節が不十分で、その分、大人よりもリスクが高まります
 学校の部活指導で倒れたというニュースも相変わらずです。未だに部活に根性主義が残っていて、指導者もスポーツ医学に通じておらず、ついつい無理をしてしまうことも多いのでは?と心配になります。でも、一歩間違えば命に関わること、笑って済ますわけには行きませんね。

▼ところで、フリースクールでのスポーツ活動等はどうなっているのでしょう。ホームスクールの場合には家庭に拠点がありますのであまり問題にならないのかもしれませんが、フリースクールの場合はどうなんでしょうと気になる方がいらっしゃるかも知れませんね。でも、実際のところ、フリースクールでは文科省で全国一律に決めたような決まりで動いておりませんから、あくまでもこれは私達の場合の話ということになります。
 しかし私達のところのように、《ぱいでぃあ活動》と称して週3日、2時間ずつ計6時間もスポーツ活動や身体活動等の室外活動に時間を割いているフリースクールは殆どないのかもしれません。特に都会にあるフリースクールの場合には常時身体活動をする施設を確保すること自体も難しく、少ない時数でもっぱら室内での活動に終始することが多いようです。ですから、別の意味合いにおいて、熱中症の心配等は特にないのかも知れません。

▼正確なところは分かりませんが、「ぱいでぃあ」では《なぜ週3回もカリキュラムに取り入れてスポーツや身体活動を重視するのか?》とか《児童生徒の中には身体活動を嫌がったり、不得意で避けようとする子もいるのではないか?》とか批判する人の方が、《へぇー、そんなに重視しているんだ!》と感心されることより多いかも知れませんね。特に「子どもの思いの側に立つ」等と称する方々にそういう懸念を持たれる場合が多いかも知れません。
 これは不登校の子ども達とどう接するか、子ども達の思いにどう寄り添うか、子ども達の思いをどう実現するか -- 等、「不登校の子ども観」に繋がる重要な問題が横たわっているんですね。

▼端的に言いましょう。不登校の子ども達は、室外でのスポーツ活動や身体活動、社会体験学習などを通して、一般の室内ワークや教科学習などでは見せることのない別の側面を見せることが多いのです。室内に限定された知的な頭脳行為では殆ど見えて来ない部分です。しかし、それもまたその子の欠かすことのできない大事な側面なのだと私達は考えます。
 人間は多面体です。誰とどう向き合うかで現れるものも大きく違ってきます。ですから、その子の全体を捉えようと思ったなら、室内の座学やそれに類する行動だけでは絶対ダメなのです。子ども達が成長する上での社会性の発達を《Play-Study-Work》の連関で見るならば、室外での一連の活動はこの《Play》の部分に深く関わりを持つものです。具体的には《遊び・スポーツ・身体活動・社会体験活動》に属する活動の全体です。
(ちなみに、フリースクール・ぱいでぃあの「ぱいでぃあ」とは、ギリシャ語の《遊び:パイディア》と《学び:パイデイア》を融合した私達の造語・和語です)
 この活動に実際に関わってみれば良く分かることですが、これなしには一旦学校から身を引いて不登校になった子どもの社会化、つまり社会参加は不可能といっても良いものです。もしこれがうまくいったならば、たとえ他の知的な分野に弱さを抱えていたとしても、その子の社会参加は可能となるはずです。
 逆の言い方をすれば、いくら知的に高度な勉強を積もうとも、この《play》に関わる感覚が十分に錬成されていないと、一般的な意味での社会参加は無理であるということです。<(これは今まで《引きこもり青年の集い》「ぱいでぃあ広場」を開いて、東大に直結する県立トップ高校の生徒や早稲田、上智、明治、青山などの有名四年制大学の不登校生等に接してきた者の偽らざる感想です。)

▼しかし、不登校の親御さん達の中にここを取り違えている方が実に多いのです。ぱいでぃあの場合、フリースクールではありながら教科学習を自信回復プログラムの重要な柱の一つに位置づけており、私立公立の小中学生の全員進学・全員合格を目標としていますので、このことが特に心配になります。《学校に行かなくなってしまった。大変だ!この子の勉強をどうしよう!》と狼狽えます。確かに学校に行けなくなった生徒は授業を受けていないのでどんどん成績が低下するのは事実です。それで担任の先生も《成績が悪くなって学校に来れなくなった》と言うことが多いのです。
 それで、親御さんは適当な学習塾はないかと必死に探します。でも、学習塾は基本的に学校に行っている生徒が通うところ。こうして、不登校の子どもは十分な心のケアもされずに誤解され、ますます自分のダメさ加減を思い知らされることになります。ですから、多くの不登校の子ども達は自分の惨めさを引きずり、自己卑下のマイナス感情でいっぱいになってぱいでぃあに相談に訪れるのです。本当は学校に行けなくなった子どもに、トンデモない事態が起きたかのように教科学習の遅れを迫るのは最悪の方法なのです。

▼通常の教科学習の他に、学校以上のコマ数を割いて設けている《ぱいでぃあ活動》、そこで実際にどういうことが行われているか。本当は映像を豊富に示すことで紹介したいところですが、個人情報保護法なるものもあって(民間人には全く役に立たないザル法で、行政等の管理する側には身を隠すのに都合のいい法律です)詳しくアップした映像は使えません。それでも、散見される映像や紹介記事によって大よその見当はつくだろうと思います。今後とも、差し支えのない範囲で紹介していきたいと思います。
 (トップページの画像に簡単なコメントをつけました。活動の一部ですが参考までに)(インターネット・エクスプローラーだけ対応かも)

※(室外の《ぱいでぃあ活動》は基本的に上記のようなものになりますが、熱中症対策や、真夏日、雨天の時などは室内での活動となります。基本的に社会参加を目標とするところは同じですが、活動内容が大きく違います。次回はそのような活動の一つ、コザネを用いた創作作文ゲームを紹介したいと思います。


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不登校の子ども達やフリースクールを応援するブログです。
「不登校も過ぎてみればいい経験」がモットー。「脱・不登校」ですが、不登校の否定ではありません。それを肥やしにして、そこから飛び立つことが願いです。
 世の中にはもと不登校とか学校が合わなかったという人はたくさんいます。でもその人達は自分を否定せず自分を貫き通し自己実現した人達。不登校をはじめ様々な逆境をまたとないチャンスとして積極的に生かした人達。何も特別な人達ではありません。どの子もそうなることことを願っています。主役はあなたです。

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