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さいたまスーパーアリーナの「骨董アンティーク展」へ

2011.05.29.20:43

つくしん子  子育て  農作業


▼「お知らせ」で案内したように、フリースクール・ぱいでぃあの5月の社会体験学習は、さいたまスーパーアリーナで開催の「骨董アンティーク展」へ決定。この開催に関しては、主催者に連絡しておくと、開催の案内が届く。通常は年2回である。

▼「骨董アンティーク展」とは、平たく言えば、古物商のイベントである。4月に六本木・国立新美術館に出かけたが、そんな高尚なものではない。芸術品として触れることも触ることも出来ないような威厳のあるものではなく、庶民大衆の生活の中で日常的に広く用いられ愛されてきた品々が多い。そういう一般大衆に馴染みのものと言えば、「リサイクル・ショップ」、「蚤の市(フリーマーケット flea Market)」だろうか。それの半ランク上の大きなイベントとでも言えばいいだろうか。とにかく、時・所を選ばない古今東西のピンからキリまでの異物(遺物?)がどっさりと集まっている。

▼昨年はメトロポリタン・ミュージアム経由のペルーのオカリナという掘り出し物を見つけたが、今年はなし。「いいな!」と思ったのはアフリカの木彫り人形。独特の雰囲気が堪らない。ひと際オーラを放つ日本人の画家の手になる陶芸作品もあったが、500万円の値札が付いていた。
 こういうアンティーク展は玉石混合の場だ。自分の真贋を見る目が試されるのかも。「何でも鑑定団」で「いい仕事をしているね」氏に認められるようなものもあるが、ジャンク物が多い。私のような節穴の人はは心すべきだろう。

▼しかし、美術・工芸品は自分で気に入ればそれが最高とも言える。家宝や財産目録にでも入れるのでなければ、保証書のマークは要らない。「ととやの茶碗」でも、自分が惚れればそれで良い。最高の品になる。
 で、私も観光用民芸品のようなただ同然のジャンク物を買う。でも、そこに庶民の生活の知恵や工夫が伺われる。柳宗悦とまではいかないが、民俗・風俗的な側面から見ればそれなりに面白いものである。子どもたちも好きな物を探している。ここには規制されない様々な個性と趣味が同居している。「蓼食う虫も好きずき」である

▼子どもたちと現地で解散した後、近くのcoffee shopに入った。お隣の席にやはり同じ会場から帰りがけのご婦人が。そこでその方のお気に入りの一品を見せてもらう。何とも言えない深みのあるマリンブルーの青磁の珈琲セット。これに香り豊かなヨーロッパ風の珈琲でも注いで味わえば最高だろう!思わずその方の感性に共振した。

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フリースクールだからできる(!?)本当の学びあれこれ

2011.05.17.10:40



▼「フリースクールの教師に学校の先生タイプでは務まらない(少なくとも「ぱいでぃあ」の教師に)」──とは今まで何度も言ってきたし、書いてもきた。それはなぜか。ひとことで言えば、「フリースクールの教師とは単に学校的勉強を教えるだけの存在ではない」からである。教科学習をするということはとても大事な不可欠な活動ではあるが、、フリースクールではその前にクリアーして置かなければならないことがたくさんある。

▼現象的にみても、フリースクールを求めてくる子どもたちは学校という空間が嫌でそこを離れた子どもたちである、ということもある。「学校という空間のどこが嫌なのか」─ということに関しては、おいおい触れていこうと思う。究極的には同じような意味あいなのだが、そこには実に多様な理由がある。ただ、子どもというものは好奇心や知的探究心の塊であって、知ることや学ぶことを嫌うということは本来あり得ない。ところが、そこのところがどうも学校の先生にはよく理解されていないようだ。勉強嫌いの子どもたちは──それは結果論である──学校に通う中で勉強嫌いにさせられた子どもたちだということである。

不登校生をめぐるこのような誤解は実はしばしばフリースクールの側にも見られる。学校を離れた子どもたちの多くは落ちこぼれの生徒たちであるから、適当に教えておけば何とかなる──と、学校の教師的な視点で考えている場合が往々にしてある。そこで、教師としては一流とは言えない連中を平気で生徒指導にあてがう(残念ながらそういう側面は否定出来ない。実際は、普通の教師以上に研鑽を積んだ資質豊かな人材が必要なのだが)。そういう教師用に作られた教材まであるようだ。
 だから、「勉強が出来ると言ったから入ったのに、実際は違った」という不満が子どもたちの間から生まれることもある。それで私たちのフリースクールの門を叩き晴れて望み通りの進学を果たせたという例が今まで幾つもある。「看板に偽りあり」とまでは思わないが、多分に双方に誤解があるようだ。学校の学びの方法では到底満足できない子どもたちが実際にいるのだ

▼だから、学校を離れた子どもたちには、その子たちに相応しい学びの方法が必要である。これは子どもたちにおもねるという発想とは訳が違う。それはどんな方法か。実はそれの追求とそういう子どもたちの支援が私たちのフリースクール「ぱいでぃあ」の設立の大きな動機でもあった
 習熟度別授業を推進して、教える側の効率化を図ろうとする思惑が色濃いような学校では、一人ひとりのニーズに合わせた授業を行うなど不可能に近かろうし、そういう発想自体を持っていないのではないだろうか

▼フリースクールという学び場は、不登校となった子どもたちの学習権を保証するために──スクールごとの理念や活動目的の違いはあるが──基本的にどんな生徒でも引き受ける。だから「ぱいでぃあ」にやってくる子どもたちの中にも「勉強が苦手」な子どもたちは当然いる。どんなに学ぶことを重視しようとフリースクールは進学塾ではない。だから、今の学力で選別することなど絶対にしない。しかし、同時に「吹きこぼれ」とでも称すべき子どもたちもいるのが「ぱいでぃあ」の特色だ。要は、平均値では評価されたくないし、評価できない子どもたちであるということだ。
 たとえば、ニュートンやエジソンやアインシュタインなどは学校で落ちこぼれだったことでも知られるが(LD児などのレッテルが貼られている)彼らが自分の知的探究心を持続させるためには、学校を離れることが必要だったとも言える。後に彼らが天才的な業績を発揮するためには、学校を離れたことを理解し支援してくれる人たちが必要だったのだ

▼「ぱいでぃあ」にも、そういう飛びっ切り個性的な子がやって来ることがある。たとえば、検査の結果、IQ140と言われた子がいた。小学生低学年の頃から「オリジナル漫画」の創作に没頭し、毎週新作の漫画作品をものしていた。彼の見るもの聴くもの触れるもの全てが創作の素材であった。それを毎週鑑賞するのが楽しみだった。そういう子は今の学校ではなかなか生かされない。その能力を発揮させるためにはその子の持ち味にあった関わりが絶対に必要である。事実、彼は学校の勉強が嫌いであった。これは何も、教科学習だけの問題ではない

▼もちろん、学力は高いにこしたことはなかろう。が、それはあくまでも様々な子どもの能力の中の一つである。だから、子どもを評価する基準もまた多様である。しかもそれは成長期の子どもたちにあっては固定的なものではなく、トレーニングやスキルによっていかようにも伸長し変化する類のものである。だから逆に、幼少の頃に「末は博士か大臣か」と思われていた才人が「二十歳を過ぎればただの人」ということもあり得る。やはり玉は磨かなければ光らないこれは遊びやスポーツの場合も同じである。

▼かつてアメリカで10歳で大学生のマイケル・カーニー君という子が話題になったことがあった。マスコミはみな天才少年として報道した。しかし、彼は浮かれなかった。「みんなはぼくのことを天才と言うけれど、ぼくはちょっと覚えがいいだけ。まだ何の仕事もしていない。だから、ぼくはまだ何者でもない」と彼は言った。実際、その通りだろう。逆に、学校では評価されなかった子が後に素晴らしい社会的活動をすることもある。日本でもそういう例は数えきれないほど幾つもある。
 ちなみに、お隣りの韓国にも10歳で大学生になった子がいて、天才と騒がれたことがあった。今、その人はどうしているか。何でも、ただの平凡な会社員をしているそうである。

▼日本のフリースクールは、フリースクール本来の理念からは随分ずれてしまって、ほとんどが学校を離れた子どもたち、いわゆる不登校生の受け皿になってしまっている。行政からの法的経済的な保証もない。しかし、国家が保証し資金の心配をしなくても済む学校とは違って様々な制約のある中でも、フリースクール本来の理念だけは失いたくない。「本当の教育とは何か」そういうことをしがらみなく考えられ実践できるのは、もしかしたら日本ではフリースクールのような場しかないのかもしれない──そんなことまで考えてしまう。


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不登校の子ども達やフリースクールを応援するブログです。
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 世の中にはもと不登校とか学校が合わなかったという人はたくさんいます。でもその人達は自分を否定せず自分を貫き通し自己実現した人達。不登校をはじめ様々な逆境をまたとないチャンスとして積極的に生かした人達。何も特別な人達ではありません。どの子もそうなることことを願っています。主役はあなたです。

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