<不登校から脱・不登校へ>---心も身体も勉強も、この夏で元気になろう!

2014.07.12.13:49

<不登校から脱・不登校へ>---心も身体も勉強も、この夏で元気になろう!

▼不登校への支援活動も7月6日(日)の官民連携による「保護者や教師のための不登校セミナー」を無事(?この件には別途触れる予定です)終了しました。今回は県教委の主催のセミナーに民間側が協力するという形で行われましたが、2点新しいところがあります。一つは不登校の子ども達と親の立場の人達が同じ場に同席するということ、もう一つは教師という立場で参加するということ、これが共に初めてのことであったということです。

▼このセミナーことに関しては、参加された識者や専門家、現場の人間などから、様々に論じられています。私共のところからも、昨年に引き続き今年度も、今回シンポジウムの司会をされた大学の先生の先輩格に当たる方が聞いておられました。ただ、素朴な感想としては、「あれは何を意図した講演だったのか?」「講演と呼べるものであったろうか?」「不登校という子どもの叫びが親と教師のいる現場での問題を超えて学問レベルの--現場には響かない--問題になってしまった」---そういう批判の声もありました。不登校が教育問題として取り上げられるのを歓迎すると同時に、「事件は現場で起きている」という声のようです。(この件については別に取り上げたいと思います)

▼何かのイベントを行うとき、形の整合性と意図した内容とがうまくマッチしたかどうかの評価が問われます。今回も、一部の「子供のやる気スイッチを探そう」という講演で、これは誰向けの講演なのか、ワークショップなのか、現場からの事例の報告なのか曖昧でした。第二部のシンポジウム「学校を休みがちな子に対する支援の在り方」は不登校の親の問題やまだ不登校状態を脱し切れていない子どもの生きる難しさを露呈する形となり、学問的なアプローチとの乖離がにじみ出いたように見えます。第三部の県教委からの情報提供は、不登校に対する考察等が旧態依然のもので、日々不登校の子ども達と触れ合っている現場の人間にとっては隔靴掻痒の感は否めず、今回のセミナーの限界を如実に露呈したものとなりました。多分、出席者の3分の1程度は第3部開始の前に席を立ったようです。そして、その多方は学校の教員であったように思います。

▼そういう流れとは別に、ぱいでぃあではこの夏を活用して「不登校生対象の夏期講座」を行います。特に「来春の入試でできれば公立高校を受験したい」と思っている中学生に重点を置いています。「不登校生対象の夏期講座」<心も身体も勉強も---この夏で元気にしょう!>という目標を掲げ、公立高校受験・進学希望の参加者全員が合格することを目指しています。不登校の場合には一人ひとり課題が違いますので、それに合わせた個別指導が大事です。と同時に、それ以前の課題として、心と身体を健全な状態へ回復させることがあります。それを「脱・不登校のための24のスキル」とよんでいます。たとえめでたく公立学校や私立学校に合格できたとしても、人間関係能力や社会性を獲得していなければ、また同じような結果になってしまう可能性があります。

▼「勉強をしっかりやってくれるフリースクール」「将来公立高校に進学するための支援をしてくれるフリースクール」と考えて「ぱいでぃあ」に来られるのはいいのですが、中には大きな誤解をされている親の方もいます。その最大のモノは「勉強さえできるようになれば全てが解決する」という誤解。確かに計算力や記憶力が高いに越したことはありませんが、<勉強が全てで家庭のお手伝いもしたことがない><挨拶の一つもできない><じゃが芋一つむけない><自己中の塊で他者への配慮が全くない>、…そういう子ども達が多くなっています。

▼ ひとことで言うならば、「被害意識はいっぱいだが加害者意識はゼロに等しい」子ども達。現在、学校の中で横行している「いじめ」や「不登校」は、実はそういう子ども達の関係性の中から生まれてきたものです。そして「不登校」になった子ども達はそこに居場所を失ってしまったわけですが、もし立場が逆転すれば無意識のうちに今度は加害者の役を演じてしまうかもしれない子ども達でもあります。本来そこには学校に人間関係性や社会性を養う教育があって良さそうですが、学校自体がまだまだイビツな状態にありますし、その背後にはイジメが横行する私達大人の世界があります。子ども達の育つ環境がどういう状態にあるか---今一度しっかりと見据えたいもの。そこを見つめずして子ども達の不登校からの立ち直りはないでしょう。

▼確かに、不登校が社会的な問題となり始めた当初、学校側の不登校生への無理解は酷いものでした。今も多分にその傾向が残っています。今回のセミナーにもそれが現れていました。でも、限界の中で努力の姿勢も見られるようになってきました。それを正していくのは私達の大きな課題かもしれません。
 そこで、今改めて問題になるのは親御さんと子どもの関係。子どもは育つ環境がどうであれ、親の用意した環境が全て。まだ多くを知らない子どもはそれを当たり前の基準として受け入れて育ちます。そこで問われるのは子どもそういう環境を用意した親の方かもしれません。それを「子どもが---と言うから」では、子どもは従うべき基準を失ってしまいます。子どもが子どもとして育てない環境がそこに生まれます。

▼子ども自身について言えば、子どももまた、自分で自分を律する方法を学ばねばなりません。自分の能力ややりたいことを知り、自分づくりに挑戦していかなければなりません。よもや「風邪」で命を落とすようなバカなことがあってはならないのです。本来そのような自然治癒力は誰にでも備わっているもの。
 そういう自分を回復すると同時に、自分のなりたいものに挑戦できる元気な自分になること。そういう<不登校から脱・不登校へ>むけて「勉強と心の両面から取り組む」のが今回の「不登校生対象の夏期講座」です。「単なる夏期講習ではない」ことにご注意ください。

↓ 良ければクリック。
にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ

にほんブログ村

******************************************************

「こども支援ネット」のサイト
http://kodomo-sien.net/wp/

「いきいきニコラ」のサイト
http://www.os.rim.or.jp/~nicolas/

「教育落書き帳」(ブログ)<
http://blog.goo.ne.jp/gootyokipapa/

「フリースクール・ぱいでぃあ」のサイト
http://freeschool-paidia.com/

******************************************************
スポンサーサイト
プロフィール

Bakiller

Author:Bakiller
不登校の子ども達やフリースクールを応援するブログです。
「不登校も過ぎてみればいい経験」がモットー。「脱・不登校」ですが、不登校の否定ではありません。それを肥やしにして、そこから飛び立つことが願いです。
 世の中にはもと不登校とか学校が合わなかったという人はたくさんいます。でもその人達は自分を否定せず自分を貫き通し自己実現した人達。不登校をはじめ様々な逆境をまたとないチャンスとして積極的に生かした人達。何も特別な人達ではありません。どの子もそうなることことを願っています。主役はあなたです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR