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不登校になった子どもたちに求められるもの

2011.08.07.16:54

(1)コミュニケーション能力を磨くということ

不登校児童・生徒の支援活動をはじめて11年、不登校問題を扱った「ニコラ」という月刊教育雑誌活動を含めれば20年弱になる不登校の子どもたちとの関わりの中で、何が変わり何が変わらなかったか一貫性としてあるものは何か──そろそろ大きく振り返ってみる時期にさしかかったのを感じる。そこでいくつかの結節点を踏まえながら、この紙面で──つれづれに──可能な範囲で振り返ってみたい。

▼雑誌「ニコラ」の読者の声を受けながら開設した「フリースクール・ぱいでぃあ」は、ビジネス・チャンスはないかとその後に参入したスクール業者とは違って、一にも二にも不登校となった子ども達の居場所と学習・身体活動等の実践の場、傷の癒えた鳥たちの羽ばたきの場というフリースクールの位置づけであった。だから、不登校という形で集団・社会から切り離された子どもたちではあったが、「ぱいでぃあ」の目標には最初から<社会参加>ということが明確に謳われていた。

▼「フリースクール・ぱいでぃあ」のパンフレットには当初から「コモンセンス(Common sense)」を磨くということが掲げられていた。その実践は毎月の「野外社会体験学習」という形で今まで連綿として続いている。「コモンセンス」とは何か、一言で言えばそれは「人間社会に内在する共通の感覚」というもの(単なる「常識」のことではない)。これは「フリースクール・ぱいでぃあ」の理念の基になっているフレネ教育や「パイディア」(学問・遊び)にも通底する考え方である。

▼文科省下の学校教育でもその問題性に気付いたのか、「総合学習」はその試みであったが、いかんせん教員が対応できない。皮肉なことにこの試みで明らかになったことは、生徒達には自主性や主体性を叫びながら学校の教員にはマニュアルも教科書もなくては“指導”できないということだった。しかし、不登校や引きこもりの子ども・若者だけでなく日本の学校の子どもたちに今一番欠けているのは、図らずもその先生たちが身を挺して見せてくれたように、この能力であることに変わりはなかった。

(つづく)



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Author:Bakiller
不登校の子ども達やフリースクールを応援するブログです。
「不登校も過ぎてみればいい経験」がモットー。「脱・不登校」ですが、不登校の否定ではありません。それを肥やしにして、そこから飛び立つことが願いです。
 世の中にはもと不登校とか学校が合わなかったという人はたくさんいます。でもその人達は自分を否定せず自分を貫き通し自己実現した人達。不登校をはじめ様々な逆境をまたとないチャンスとして積極的に生かした人達。何も特別な人達ではありません。どの子もそうなることことを願っています。主役はあなたです。

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