「フリースクール・ぱいでぃあ」の教育活動の目的は何か?

2018.01.03.09:03

◎「社会体験学習活動」について

▼フリースクール・ぱいでぃあの毎月の行事に「社会体験学習活動」というのがある。ぱいでぃあの教育理念は「遊学統合」と「フレネ教育法」にあるが、どこかのフリースクールのように決して教条主義的な活動ではない。ただし、この活動はフランスのセレスタン・フレネが創始したフレネ教育法の、子どもたちを野外に連れ出し、街中の様子や大人の仕事場での仕事風景を観察させたフレネ学校の教育活動の一つの流れにあるのは確かだ。

▼セレスタン・フレネはレジスタンスとしての対独闘争で肩に被弾し体力の問題もあったということもあり、また子どもたちに単なる座学ではない現実を見た上での学びをさせたいという思いもあって、よく子どもたちを学校外に連れ出したという。それで時には大人から批判を浴びることもあったらしい。フランス教育界を二分する論争を巻き起こしたことも有名だ。とにかく一つの「学校外の学び場」としての実践活動がそこにはあった。「ぱいでぃあ」もそれを踏襲しているということである。

▼ただし、「フレネ学校」やフレネ教育法は既存の近代国家が運営する学校教育に反旗を翻した、世界の各地で同時多発的に湧き起こった新教育運動の一つであったのに対して、日本のフリースクール運動は本来のフリースクール運動を不登校支援に特化した特異性を持っている。さらに日本のフリースクール運動は、例えばシュタイナー教育に教条化しその教えをそのまま日本に移植したのに対して、「ぱいでぃあ」の場合は、その「学校外活動」や公に結び付いた「イニシャティブ活動」などの影響を受けながらも、日本の土壌で花開くために、ギリシャ以来の遊学統合の「パイディア」の理念、「梁塵秘抄」や「鳥獣戯画」や平安の女流文学など日本古来の文化風土や子ども観を取り入れたものであった。単なる海外ものの切り売りではない。

▼しかも、フレネ教育はあくまでも普通の学校教育に対する新教育運動である。然るに、「フリースクール・ぱいでぃあ」の場合にはその学校という場を離れた、あるいはそれに身体で異議を唱えた子どもたち、場合によっては全ての仲間の生徒や先生、学校教育の関係者を向うに回しての「たった一人の反乱」であったかも知れない子どもたち、そういう子どもたちを護り支援する側の教育活動だったのである。

(続く)

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あけましておめでとうございます

2018.01.02.15:42

春 風 万 里
年中はご支援ご声援ありがとうございました
本年も変わらぬお導きをお願い申し上げます
いつも子どもたちの明るい声が響く
そんなスクールでありたい


穏やかな一年の始まりです。昨年の「国難」選挙を始めとする幾多の喧騒が嘘のよう。束の間の古き良き日本の装いも悪くないかも。😁

フリー・スクール・ぱいでぃあは、1月12日(金)から開始です。

間もなく「ぱいでぃあ通信」(小冊子版)をお送りします。
それで今後の日程等をご確認ください。

ぱいでぃあは過去の実績を教材&肥料として、「学校外の学び場」として、さらなる追及を続けたいと思っています。

皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。
(子ども支援ネット:twitter、HPのお問い合わせ)

※子ども支援ネットのtwitterはこのブログでは中止とし、「子どもネット」に移動します。

※代わりに、SNSにとらわれず、フリースクール・ぱいでぃあやフリースクール&不登校等に関する話題を中心にアップしていく予定です。



2017年度第2回「保護者と教員のための不登校セミナー」開催のお知らせ

2017.10.02.11:17

2017年度第2回 不登校セミナー開催のお知らせ

2017年度「保護者や教員のための不登校セミナー 第1回」は無事、8月5日(土)ウエスタ川越にて開催させていただきました。参加された方々、ご足労ありがとうございました。

さて、2017年度「保護者や教員のための不登校セミナー 第2回」が10月14日(土)、さいたま市民会館うらわにて開催されます。

時間、その他につきましては、「別紙案内」をご覧ください。
大きく午前の部と午後の部があります。
 午前:10:00~12:00 9:30開場、10:00開演
    講演会「不登校について一緒に考える」
    講師:埼玉県立大学教授:東 宏行

 午後:12:00~15:30
    個別相談・情報提供
    保護者の会・フリースクール等の民間団体、県立学校などがブースを設置。

※主催:埼玉県教育委員会 協力:不登校児童生徒支援のための官民連携会議

学校教育と不登校の関係を考える

2017.08.31.15:20

▼不登校は1980年代後半~1990年代から顕著に
 不登校とは、学校に登校しなくなるからそう言われる(学校は心理的に高い所にあるらしい)。建前上、日本の社会では、子どもの教育は学校で行うことになっている。本来、子どもたちの居場所は学校にある(近年になってからの話だが)。それが建前である。ところが、そこから「不登校」の子どもたちが生み出されるようになった。それが顕著になったのは、1980年代後半~1990年代になってから。

▼「不登校」は学校教育を計るバロメーター
 不登校の子どもたちは、大体、いじめその他の被害を受けていることが多く、学校には自分の居場所、自分が生かされる場がないと訴える。事実、そこに頑張って通い続けた結果、ついに精魂尽き果てて、自殺してしまったという例がないわけではない。
 学校教育は子どもたちのために行う。学校は子どもが主人公であるべき場である。そこから不登校が生まれることは、学校教育が十分機能していないということ。そういう意味からすれば、不登校とは学校教育の危機の表明、教育における「炭鉱のカナリア」の羽ばたきであろう。

▼「発達障害」で学校教育を不問にできない
 つい近年になって、「発達障害」という言葉に象徴されるように、不登校になる子どもの側の問題も多々指摘されるようになった。主に身体や心に関する医学分野からの指摘である。不登校が増え始めた時からそれを子どもの「情緒」問題とする考えはあったが、それを医学的に根拠付けをしたという感を否めない。違うところは親の責任へはもって行かないところか。
 確かに、その指摘は看過できないが、それによって学校教育の問題が不問にされたということではない。やはり学校で居場所を失った子どもたちが生まれるという問題は不問にはできない。

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2学期は9月5日から始まります

2017.08.22.11:12

▼2学期、秋季のぱいでぃあが始まります

 まだまだ暑い夏の名残りが続きます。でも、暦の上では8月の上旬から既に秋。強烈な日差しの中にも秋の装いは隠れています。事実、この間の台風5号の後から、秋の虫が徐々に鳴き出し、今や夕方には四方遍在虫の声頻りです。
 私達も過ぎ行く夏の終わりを惜しみながら、来る秋の彩りを大いに楽しみたいところですね。詳細は別途連絡します。


▼「覚醒」としての「学び」を子どもたちに

 この夏休み中の個々人の体験もそうかもしれません。全てはそれと向き合う自分次第かも知れませんね。
 こういう考えがあります。学びを単なる「洗脳」ではなく人を豊かにする「覚醒」と捉えようと。教育の方法もかつての「教えー覚える」方式から「考えー覚醒する」というアクティブ・ラーンニング方式に変わってきています。学ぶ主体である自己を自覚しましょう。


▼人の「体験=学び」で無意味なものは一つもない

 「人生に意味のない行為は一つもない」とも言います。その時は失敗に見えても、それもまた貴重な経験かも。その後の生き方でどうなるか分かりません。その時うまく行かなかったからこそ大きな学びとなることだってあります。
 つまりは全てはみな貴重な体験であり、二度とは得られない学びであったということです。


▼人みな違う一度切りの人生行路

 一人ひとり顔も違えば声も違います。まして個人の内面にまで立ち入れば、それはもう千差万別。同じようで皆違うのが人間です。一卵性双生児だって違います。
 そして、人生にやり直しもありません。自分の人生行路では全ての人が若葉マークの現役のドライバー。枯れ葉マークの人だってベテランではないのです。


▼今年の夏の様々な体験、全ては貴重な体験

 でも、中には夏休みの行動計画をきちんと立てられず、日々の生活もなんとなくダラダラとして無駄な時間ばかりを過ごしたと、ちょっぴり後悔している人などもいるかもしれませんね。でも、それもまた夏休みの過ごし方の一つのありよう。それがダメということでは決してない。

 絶えず自分に「イエス」と言って生きたいね。きっと一回り大きくなった自分を発見できるはず。


※もう直ぐ夏休みが終わり、2学期が始まります。ちょっと早めのお知らせです。


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Author:Bakiller
不登校の子ども達やフリースクールを応援するブログです。
「不登校も過ぎてみればいい経験」がモットー。「脱・不登校」ですが、不登校の否定ではありません。それを肥やしにして、そこから飛び立つことが願いです。
 世の中にはもと不登校とか学校が合わなかったという人はたくさんいます。でもその人達は自分を否定せず自分を貫き通し自己実現した人達。不登校をはじめ様々な逆境をまたとないチャンスとして積極的に生かした人達。何も特別な人達ではありません。どの子もそうなることことを願っています。主役はあなたです。

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